本日は毎年恒例の伝統文化イベント「十二講」を開催いたしました。
雪があるうちに山の木を切り始める雪里の人々はちょうどこのくらいの時期から山に入り始めます。
十二講は山仕事での無事を山の神様に祈願する祭事として行われてきましたが、松之山では数十年前に途絶えてしまった伝統行事です。
イベントには多くの方々からご参加いただき、地元の方々を始め東京や神奈川からもご参加していただきました。
囲炉裏の熱もあいまって、熱気みなぎる空間となりました。
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イベントでは、すり鉢とすりこぎ棒でお米を摺りカラコという団子を作るところから始めます。
お米はあらかじめ吸水させておいたものを、1日かけ乾かしておきました。
こうすることでお米の粒がやわらかくなり、すりつぶしやすくなるということです。
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ゴリゴリとみなさん夢中です。
先生のOKが出る粗さになるまで、ひたすら摺ります。
先生は厳しいので、なかなかOKがでません(笑)
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摺り終わったら水を入れて耳たぶくらいの硬さになるまでこね、カラコを作ります。
食べるものは直径5cmほどの平たいお団子にし、お供え用に小さく丸めたものを藁筒(ワラツットコ)に入れます。
集落ごとにワラツットコに入れるカラコの大きさや数が違うのですが、
キョロロでは小さく丸めたものを12個入れるスタイルで行っています。
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外に出て雪の上に弓矢と共にお供えします。
今年も1年間山仕事が無事に行えますように。パン、パン、礼。
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その後は館内に戻り、お待ちかねカラコの試食タイムです。
醤油の実を添えながら、カラコの優しい甘味、食感を楽しみます。
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こんな食べ方も!
炭火でこんがり焼いたカラコは、香ばしさが加わります。
カラコは小さいながらもお腹にたまるので、今日はずっと満腹です。
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食堂では毎年この日に「カラコ定食」を提供しています。
これを楽しみに、多くの地元の方からもご来館いただきました。ありがとうございました。
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今年も無事に十二講を開催することができました。
毎回多くの方からご参加・サポートいただき開催することができています。
どうもありがとうございました。
今年度の伝統行事に関するイベントは十二講が最後になりますが、昨年復活開催し好評だった「地域のけんちん汁食べくらべ」体験を今年も、2月24日(日)と3月3日(日)今に開催いたします。数量限定の提供になりますが、こうご期待ください!
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撮影日:2013年2月10日