Archive for 2月, 2013

今冬、最深積雪を記録 松之山支所 336㎝

木曜日, 2月 14th, 2013

大雪が心配されていた今冬ですが、2月12日の朝、今冬最深積雪を記録する。
松之山支所前 336㎝、キョロロ付近 322㎝

12日朝のキョロロ付近での降雪量は62㎝であった。国道脇の雪壁が高くなった。

青空に雪の華が映える。

棚田も陰影を美しく醸し出している。

カラ類が群れでエンジュの木を訪れた。ぬいぐるみのようなエナガに混じってコガラの姿があった。

エナガ

よく見ると、エンジュの枝に産み付けられているカマキリの卵をしきりについばんでいる。

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撮影日:2013年2月12日

久しぶりにまとまった雪が降る

月曜日, 2月 11th, 2013

昨日10日は十二講のイベントがあり、好天にも恵まれ入館者が120人とキョロロは賑わった。

今朝は一変して、久しぶりのまとまった降雪があった。キョロロ付近で24時間降雪47㎝、積雪は今冬最高の285㎝となった。

今日は祝日なので地炉を開設している。スノーシューツアーやテレビ局の取材などが入っている。地炉では昔ながらの大根煮やくし餅、自家製の甘酒やあんぼなどを提供している。懐かしい光景、懐かしい味を楽しんでもらいたい。

今日のキョロロの様子です。
キョロロの塔は、降り続ける雪で普段とは違った姿を見せている。このような日の展望台からのライブカメラによる映像は、吹き付ける雪がアクリル窓に付くため良く映らない。

新雪が降ると、雪の華が咲いたような美しい景色となる。

降りしきる雪に煙るスギ林も、不思議な世界を写し出す。

雪が降ってもキョロロの玄関回りは除雪して、お客様を迎える。

玄関に用意してある昔の雪里の雨具や防寒具は、このようなお天気で活躍できるよう皆さんのお出でを待っている。

 

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撮影日:2013年2月11日

十二講 in 2013

日曜日, 2月 10th, 2013

本日は毎年恒例の伝統文化イベント「十二講」を開催いたしました。
雪があるうちに山の木を切り始める雪里の人々はちょうどこのくらいの時期から山に入り始めます。
十二講は山仕事での無事を山の神様に祈願する祭事として行われてきましたが、松之山では数十年前に途絶えてしまった伝統行事です。

イベントには多くの方々からご参加いただき、地元の方々を始め東京や神奈川からもご参加していただきました。
囲炉裏の熱もあいまって、熱気みなぎる空間となりました。

イベントでは、すり鉢とすりこぎ棒でお米を摺りカラコという団子を作るところから始めます。
お米はあらかじめ吸水させておいたものを、1日かけ乾かしておきました。
こうすることでお米の粒がやわらかくなり、すりつぶしやすくなるということです。

ゴリゴリとみなさん夢中です。
先生のOKが出る粗さになるまで、ひたすら摺ります。
先生は厳しいので、なかなかOKがでません(笑)

摺り終わったら水を入れて耳たぶくらいの硬さになるまでこね、カラコを作ります。
食べるものは直径5cmほどの平たいお団子にし、お供え用に小さく丸めたものを藁筒(ワラツットコ)に入れます。
集落ごとにワラツットコに入れるカラコの大きさや数が違うのですが、
キョロロでは小さく丸めたものを12個入れるスタイルで行っています。

外に出て雪の上に弓矢と共にお供えします。
今年も1年間山仕事が無事に行えますように。パン、パン、礼。

その後は館内に戻り、お待ちかねカラコの試食タイムです。
醤油の実を添えながら、カラコの優しい甘味、食感を楽しみます。

こんな食べ方も!
炭火でこんがり焼いたカラコは、香ばしさが加わります。
カラコは小さいながらもお腹にたまるので、今日はずっと満腹です。

食堂では毎年この日に「カラコ定食」を提供しています。
これを楽しみに、多くの地元の方からもご来館いただきました。ありがとうございました。

今年も無事に十二講を開催することができました。
毎回多くの方からご参加・サポートいただき開催することができています。
どうもありがとうございました。

今年度の伝統行事に関するイベントは十二講が最後になりますが、昨年復活開催し好評だった「地域のけんちん汁食べくらべ」体験を今年も、2月24日(日)3月3日(日)今に開催いたします。数量限定の提供になりますが、こうご期待ください!

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撮影日:2013年2月10日