Archive for 3月, 2020

マンサク咲く

金曜日, 3月 13th, 2020

キョロロ付近の今朝7時ころの気象状況

天気 快晴 気温 -2℃ 降雪深 0 積雪深 26㎝ 風弱し

久しぶりの冷え込みに雪のない田んぼに氷が張り、咲いた春の花が霜に震えていました。

凍み渡りができましたが、雪が少なく今年は凍み渡りを楽しめそうもありません。

ブナ林の縁には、「まず咲く花」と言われるマンサクが咲いていました。春です。

マルバマンサク

四季桜も12月に続き、今年最初の開花です。

ミヤマカワラハンノキの尾花が大きく膨らんできました。花粉が飛ぶのも間もなくです。

ホオジロも朝日を浴びて気持ちよさそうです。盛んに囀っていました。

久しぶりの冷え込みに霜が降り、咲いた花が震えていました。

霜に震えるオオイヌノフグリ

残雪の表面霜

田んぼに張った氷

地面にも美しい氷の模様が見られました。

早春の動植物の活動が始まる

火曜日, 3月 10th, 2020

キョロロは本日3月10日火曜日は休館日です。

キョロロ付近の今朝7時ころの気象状況

天気 曇り 気温 4℃ 降雪深 0 積雪深 36㎝ 風弱し

昨日9日(月)は日中の気温が20℃近くになり、植物や動物の動きが一層活発になりました。

野鳥は繁殖期に入り、ペア(番:つがい)の形成、巣作りが始まっています。
また、
ヤマアカガエルの産卵が昨年より2週間早く観察されました。

なかなか観察できないキクイタダキが松之山野鳥愛護会により撮影されました。
松之山地域では繁殖しているものと思われますが、高い山と里とを行き来する漂鳥かもしれません。
キクイタダキは日本最小の鳥の一種で、全長約10㎝、体重4g前後です。

キクイタダキ 3月7日と8日 樋口撮影

頭頂部の黄色い中に赤い班があるのでオスです。

エナガ 樋口撮影

キバシリも繁殖期に入り、さえずりを聞くようになりました。樋口撮影。

今月に入り、ムクドリの群れの羽数が増えてきています。昨日は26羽の群れを観察しました。

暖かい陽ざしに誘われ成虫越冬していたキタテハが飛び出しました。

ミツバチも活発に花に集まっていました。
フキノトウで吸蜜する二ホンミツバチ

水辺でもアメンボ、マツモムシ、メダカなどが活発に動き始めています。

アメンボの仲間

メダカの群れ

植物の開花も始まっています。
キョロロの森の南向き斜面で一番早く咲くキクザキイチゲがもう咲いていました。

ユキツバキのつぼみも先端がほころび始めてきました。

快晴の空に映えるキョロロ

昨晩は満月でした。松之山千枚田に昇る満月。

山際に昇る満月

春はお天気が目まぐるしく変わります。
三寒四温の季節ですが、寒い日があまりない感じがするこの頃です。

ご自宅でミュージアム体験

月曜日, 3月 9th, 2020

新型コロナウイルスの影響で博物館や科学館へ行けない子どもたちや博物館ファンの皆さん、生き物好きな皆さんに向けて、キョロロでは「里山の生き物クイズ」をSNSで配信中です。
#エア博物館 #自宅でミュージアム というハッシュタグが付いた投稿が、現在全国の博物館や科学館のSNSから発信されています。博物館や科学館へ行けない子どもたちや博物館ファンの皆さん、生き物好きの皆さんに届きますように。そして、一刻も早く事態が収束しますように。

<十日町市立里山科学館 越後松之山「森の学校」キョロロSNSアカウント>
Facebok→ https://www.facebook.com/matsunoyama.kyororo/
Twitter→ https://twitter.com/KyororoMuseum

<これまでの投稿>
・ツノハシバミの芽から出てくる赤いものの正体は?(2020/3/9)
・オオルリボシヤンマはなぜ水にお尻を付けているの?(2020/3/7)
・春のため池で見られる白いものの正体は何?(2020/3/5)
・不思議な動きをする小さな粒の正体は何?(2020/3/2)
・雪虫が雪の上でも平気なのはなぜ?(2020/3/1)