巨大昆虫大集結!【生物多様性×アートの融合】越後妻有 大地の芸術祭2022夏会期スタート

7/30(土)から大地の芸術祭2022夏会期がスタートしました。
この夏も、キョロロ周辺の里山に人間の大きさまで拡大された超高解像度人間大昆虫写真[life-size]が大集合しています。
大地の芸術祭参加アーティストの橋本典久氏+scopeが制作する、生物多様性とアートが融合した作品です。
トンボの翅の細部やチョウの鱗粉など肉眼では見えない部分もリアルに浮かび上がり、造形の美しさや昆虫の多様性に触れることができる作品です。
この夏キョロロ周辺に22基の巨大昆虫パネルが設置されています。散策しながら、ぜひ鑑賞してみてください。すべて見つけることができるかな?

※一部、有料エリアに設置されています。

超高解像度人間大昆虫写真[Life-size]

https://www.echigo-tsumari.jp/art/artwork/super_high-resolution_human-size_photographslife-size/






 

松之山のハナアブ図鑑が改訂されました

2021年3月に公開された「松之山のハナアブ図鑑ver.1」の改訂版、「松之山のハナアブ図鑑ver.2」を本日公開しました。

ver.1は2020年までに採集・確認できたの松之山産ハナアブ科に基づいた図鑑でしたが、ver.2は2021年に採集・確認できた標本データも組み込まれています。去年までの市民協働調査「ハナアブしらべ」に継続してご参加いただいたご家族様のお陰もあり、ver.2の掲載種数はver.1の38種から2倍以上の82種となりました。この種数は松之山から記録のある動物の中で、科レベルでは最大であると考えられます。さらにハナアブの形態・生態の情報の改良や、各種の情報の追加、種を調べるための検索表などの追加もあり、より便利な図鑑へと進化しました。今回の掲載種数は82種となりましたが、2022年からのハナアブしらべやその他の調査で松之山未記録のハナアブが既に見つかっており、今後さらなる種数の増加が見込まれます。この図鑑を通してマイナー昆虫の奥深い生物多様性の一角を感じていただければ幸いです。

「松之山のハナアブ図鑑ver.2」は以下のリンク先の「出版物」の一番下の方からダウンロードできます。

オンラインミュージアム

 

【開催報告】涼しい川で生き物探し!7月の川の生き物探検

7月24日(土)にキョロロの近傍を流れる越道川(こえどがわ)で川に住む昆虫や魚を探す「川の生き物探検」を開催しました。
前日まで雨が降っていて開催が危ぶまれましたが、当日は快晴となり無事開催できました。川の中で活動するための注意点を聞いた後、ライフジャケットを着て川の中へ!

川の石の下には様々な水生昆虫や、魚、カニなどが隠れています。それらの水生生物を親子で協力しながら網を使って捕まえました。
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13:00~14:30の短い活動時間でしたが、カジカやアブラハヤといった魚や、カジカガエル、サワガニ、ヘビトンボやオニヤンマのヤゴなど、様々な川の生き物を採集・観察することができました。
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川の生き物探検は8月11日(木)にも開催いたします(既に定員まで予約済み)。そちらでも様々な生き物が観察できることを期待したいと思います。