【積雪期限定】スノーシューでブナの巨木に会いに行く<3/2(土)開催>

\ブナの巨木に会いに行こう!/
キョロロの森の中に佇む1本のブナの巨木。推定樹齢は約200年くらいと考えられます。この森を長年にわたり見続けてきた森の主にスノーシューを履いて会いに行きます!

【日時】2024年3月2日(土)13:30-15:30
【定員】20名(予約制)
【体験料】500円、小学生未満無料、友の会:高校生以上200円、小中学生100円(別途入館料必要)
【集合】「森の学校」キョロロ
【装備】防寒対策、雪の上で活動できる服装や足回りをご準備いただきお集まりください。スノーシューはご用意いたします。

【里山の伝統行事体験】山仕事の無事を願う「十二講」&弓矢づくり

2月11日(日)に山仕事の無事を祈る里山の伝統行事「十二講」イベントを開催しました。
かつての雪里では雪が降り積もっているこの時期に山に入り始め、伐った木を雪ぞりを使って運び出しました。
「十二講」はそんな山仕事の無事を山の神様に祈願する伝統行事です。現在では人と山の関わり方が変化したこともあって、松之山では数十年前に途絶えてしまいました。
人と自然とのつながりを色濃く感じられる行事を、キョロロではイベントとして開催し継承しています。

まずは藁を使って弓矢づくりの縄を作るところからスタートです。
藁をすぐり、藁をたたいて柔らかくし、自分の腕を広げた長さの藁縄を作ります!


講師の佐藤一善さんからレクチャーをいただきながら、藁縄を綯っていきます。
コツをつかんでくると子どもたちも上手に藁縄を綯えるようになってきました。


完成した藁縄と、ネマガリダケを使って弓矢を作ります。
藁縄は「とっくり結び」でネマガリダケに結んでいきます。



各自が藁とネマガリダケで弓矢を作りました!
藁の扱い方、紐の結び方など里山の暮らしの中で育まれてきた知恵と工夫をたくさん感じることができました。
写真はありませんが、お供え用に小さく丸めた米粉のお団子を藁筒(ワラツトッコ)に入れ十二講のお供えを作りました。
最後にキョロロの玄関前で、雪の上に弓矢と共に飾り山仕事の無事を祈願しました。
山での皆様の活動が、今年も無事に行えますように!

今回の十二講の様子は上越ケーブルテレビジョン様から取材いただきました。
▶春を前に山仕事の無事を祈願!キョロロで「十二講」(十日町タウン情報)
https://tokamachi.yukiguni.town/l-news/203237.html
こちらも是非ご覧ください!

こすって貼って標本づくり!!鱗粉転写標本づくりを開催しました

2月12日(月)にキョロロ標本づくり講座の特別編、鱗粉転写標本づくりを開催しました。
チョウの翅の模様は、翅の表面にある色の異なる鱗粉の組み合わせによってできています。鱗粉転写標本はこの鱗粉を紙に写し取ることで作る簡易的な標本です。

まずは鱗粉を写し取るチョウを選んでその翅を切り落とし、転写する紙にケント紙にロウを塗ります。

ロウを塗ったケント紙で翅を挟んだら、クルミの殻を使って紙をこすって鱗粉を写し取ります。上手くできているか否か?開ける瞬間はドキドキです!

紙に写し取った様々なチョウの鱗粉。翅の模様そのものが写し取れるものもあれば、写し取ると新たな色味が現れるものもあり、多くの発見がありました。

転写した鱗粉は輪郭を切り取って台紙に貼り付け、ラミネート加工。保管が容易になるだけでなく、色味も強くなります。

最後には参加者全員に記念撮影。色とりどりの鱗粉転写標本が作れました!!
作成や保管が容易な鱗粉転写標本はチョウの標本づくりの第一歩としてお薦めです。皆様もご家庭でチャレンジしてみてはいかがでしょうか!