【小正月の伝統行事体験】若木迎え・どんど焼き・花餅かざり2024のご案内

\小正月の伝統行事体験イベント/

毎年恒例の小正月の伝統行事イベント「若木迎え・どんど焼き・花餅飾り」を来年1月7日(日)に開催いたします。新年の恵みを祈り、家内安全・無病息災を祈る、雪里松之山の小正月の伝統行事です。「若木迎え」は一度地域で途絶えた小正月の伝統行事ですが、キョロロでイベントとして開催し、住民と参加者との交流を通して継承しているイベントです。今では市史、町史などでしか垣間見ることができないこの伝統行事ですが、今年も皆様のご参加をお待ちしております。

【日時】2024年1月7日(日)10:00~12:30
【会場】若木迎え(キョロロの森)、どんど焼き(キョロロ駐車場)、花餅飾り(館内)
【参加費】500円、友の会会員:高校生以上200円、小中学生100円、未就学児無料。若木迎え・花餅飾りは別途入館料必要。どんど焼きの参加は無料・入館不要。
【定員】30名(若木迎え・花餅飾り)
【材料費】お持ち帰り用の花餅飾りの制作は300円。

▼2023年の様子
https://www.matsunoyama.com/kyororo/blog/?p=9807
▼2022年の様子
https://www.matsunoyama.com/kyororo/blog/?p=7597
▼2021年の様子はYoutubeの動画をご覧ください。

2023年12月ハナアブしらべの活動報告

2020年から続いているハナアブしらべは、今年度から初めての試みで冬季にも実施しています。松之山では既に2回ほど積雪があり、ハナアブ採集はこれからのシーズンでは極めて困難ですので、冬季は室内で顕微鏡を用いたハナアブの同定方法について学びます。今回の12月3日の回はその初回でしたので、ハナアブしらべなどの市民参加型調査のベースになっている分類学や学名の重要性について簡単に楽しく紹介しました。その後はハエ目からハナアブ科までのそれぞれの分類群レベルでの特徴を紹介し、最後にハナアブ科からその4亜科への分類方法について説明しました。

ここから作業開始で、松之山で採集されたハナアブ科10種(+比較用にハナアブ科ではないハエ目1種)の標本を渡し、顕微鏡を用いて形態の細部の観察と亜科への分類に挑戦していただきました。一般的に小学生にはレベルの高すぎる内容ですので、苦戦している様子も多く見られましたが、確認すべきポイントを見せて一つ一つ説明すれば理解してくれるようでした。あとは、いかに様々な標本を見続けて見慣れるか、という点が重要かと思います。

このような顕微鏡を用いた分類は、ハナアブに限らず、ほとんどの昆虫で使える基本的な技術です。ハナアブでなくても、昆虫の種を調べる技術を学びたいという方も大歓迎です。次回は年明け後の1月14日(日)の10:00~12:00に実施いたします。この頃には松之山はすっかり雪景色になっていると思いますが、皆様のご参加をお待ちしております。 今回ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。

松之山イチオシの民芸品!野鳥こけしづくり【ブッポウソウ】

12月2日(土)・3日(日)に「野鳥こけしづくり」を開催しました。
「野鳥こけし」は松之山に飛来・生息する野鳥を中心に、地域の皆さんの内職として制作されてきた民芸品です。
野鳥こけしづくりは例年人気のイベントで今年は回数を2回に増やしての開催です。両日とも満員御礼となりました!
野鳥の宝庫松之山ならではの生物多様性の特徴を文化的側面から体験します。

講師は福原なつき先生です。野鳥こけし体験イベントで講師を担当されており、丁寧にご指導いただきました。

予めご用意いただいたベースに、のりや水を筆で塗りながら、色をつけた綿を張り付けていきます。
張る場所や張り方によって色の配置や模様が異なってくるので、個性が出ます!

ブッポウソウ特有の翼にある白斑もつけていきます。

最後に眼を貼り、その周りに糸をぐるりとまきます。
眼をつけるところは楊枝の先端を使いながらの細かい作業です。

完成です!
配色や目の位置で表情が違いますね。
個性豊かなブッポウソウの野鳥こけしがたくさん誕生しました

野鳥こけしは自然豊かな松之山ならではの民芸品です。
野鳥こけしにはたくさんの種類があり、種類ごとに制作方法は異なります。
野鳥の宝庫ならでは伝承の技がキラリと光る体験となりました。