【開館20周年企画】こども1日館長大募集!

\こども1日館長大募集!/
キョロロでは夏休みに「こども1日館長」を募集します。
生き物飼育や受付での接客、イベント補助や自然科学館の裏側見学など、キョロロの仕事に挑戦してみたい子どもたちを募集します!
【開催日時】2023
年7月22日(土)、8月11日(金)午前10時~午後3時

【定員】各回5名程度 ※小学生以上。希望者多数の場合は抽選。申込締切1週間前。
【内容】展示生物のお世話、イベント補助などキョロロの仕事を体験します。
【その他】昼食をご持参ください。野外で活動できる服装をご準備ください。


▲2015年夏に開催した「こども1日館長」

「森の学校」キョロロ研究報告4巻発刊のお知らせ

今年6月末に、キョロロ学芸員・(元)研究員やその関係者による研究・事業の成果が「森の学校」キョロロ研究報告4巻にて公表されました。PDFで無料で閲覧可能です。

https://www.matsunoyama.com/kyororo/bulletin-of-research

今回は研究報告が7報、事業報告が1報あり、いずれもキョロロ周辺や十日町市内で実施された調査や事業がベースとなっています。研究報告では十日町市の生物相に関する研究結果がまとめられており、絶滅危惧種や日本全国~松之山ローカルレベルまでの新記録種が多く報告されています。

今回の研究報告で特に目玉となるのは、表紙になってる「ヤチアミメトビケラ」の十日町市での初記録!本種は本来は標高1000m以上の高層湿原に生息しますが、標高約300mのキョロロの森での本種の発見はトビケラ業界では大きなインパクトがあったようです。

また、止水域の水生植物相の調査結果は松之山地域内の池で分布を広げている恐れがあるアメリカザリガニの影響をモニタリングする上での貴重なデータとなることが期待されます。その他の報告についても過去にない貴重な研究成果となっていますので、ご関心のある方は是非ご覧ください。

 

<研究報告>

■新潟県産ガガンボ上科の文献記録及び松之山からの追加記録(昆虫綱:ハエ目) 加藤大智
■新潟県十日町市松之山で採集されたトビケラ類(昆虫綱)の記録 河瀬直幹・加藤大智

■十日町市松之山のハナアブ科の追加記録(昆虫綱:ハエ目  加藤大智・平賀戸貴和・平賀利江・小林頼叶・小林光・村越心士・村越菫・村越勝彦・村越舞・大谷成輝

■小坪野沢の底生動物相 大平 創

■新潟県十日町市におけるマツヘリカメムシの初記録 大平 創・加藤大智

■「森の学校」キョロロ周辺の止水域に生育する水生植物の種組成 斎藤達也・櫻井俊司

■十日町市におけるハナダカダンゴムシの初記録(等脚目,オカダンゴムシ科) 富塚茂和・小海修

<事業報告>

■植物染色試料の収集を目的とした市民協働調査「草木染で里山の色探し」の実践 斎藤達也

【オンライン講座】夏の里山いきものラボ!-夏休みの自由研究に!雪国の里山の生物多様性を学ぼう-

【オンライン講座】夏の里山いきものラボ!-夏休みの自由研究に!雪国の里山の生物多様性を学ぼう-
日本遺産「究極の雪国とおかまち ―真説!豪雪地ものがたり―」に認定されている新潟県十日町市の里山。この里山の生物多様性について、学芸員がオンラインでお話いたします。里山のブナの森、アカショウビンやトノサマガエルといった里山の生物、棚田でのお米作りと生き物との深い関係など、豪雪地ならではの生き物の特徴や多様性を探究しながら、里山の自然や暮らしの中で見つかる様々な「多様性」「持続可能性」についても理解を深めます。7/29-30に開催する「いきものだらけの冒険キャンプ」の事前学習となりますが、オンライン講座のみの参加もOK!夏休みの自由研究の題材、探究学習の一環としてぜひご参加ください。

【日時】2023年7月22日(日)11:00から12:10まで
【タイトル】夏の里山いきものラボ-夏休みの自由研究に!雪国の里山の生物多様性を学ぼう-
【参加費】無料
内容&お申込みページはこちらから▶▶▶
https://shokugyotaiken.com/event/208(外部サイトになります)

 

▼▼▼▼▼▼モニターツアー▼▼▼▼▼▼
なお、このオンライン講座の後の企画として、モニターツアー「いきももだらけの冒険キャンプ」を行います。
2023年7月29日(土)・30日(日)に「森の学校」キョロロ・大厳寺高原キャンプ場を会場とした限定25名での探求型キャンプです(イベントは有料となります)。
是非こちらの参加もご検討ください。

【モニターツアー】「いきものだらけの冒険キャンプ!雪国の生物多様性を探究する夏旅」
https://shokugyotaiken.com/event/209(モニターツアー詳細へのリンク)