定例探鳥会(4月)の報告とこども探鳥会(5月)のご案内

4月の定例探鳥会の報告

令和6年(2024年)4月27日(土) 午前5時~8時 天気:薄曇り 開始時の気温11℃
参加者は大人16人、小学生5人、合計21人でした。まだ薄暗い駐車場では、クロツグミの囀りが響き渡り、すぐそばのブナの若木の梢でホオジロが盛んに囀っていました。冬鳥のカシラダカとアトリはそれぞれ群れで動いていて、森の中からはカシラダカの囀りが賑やかに聞こえてきました。この季節の探鳥会は、留鳥の他に冬鳥、夏鳥、さらには移動途中の鳥も見られる絶好の機会であります。

確認した野鳥は次の36種でした:オシドリ、カルガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、ツツドリ、コチドリ、サシバ、フクロウ、カワセミ、オオアカゲラ、アオゲラ、サンショウクイ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ、メジロ、ゴジュウカラ、クロツグミ、キビタキ、オオルリ、スズメ、キセキレイ、アトリ、カワラヒワ、イカル、ホオジロ、カシラダカ、ノジコ


▲ 探鳥会開始時の様子


▲ 探鳥会の様子


▲ オシドリ


▲ サシバ


▲ サンショウクイ

5月のこども探鳥会のご案内

まつのやま学園を会場に、小中学生向けの探鳥会、「こども探鳥会」を下記の日程で開催します。どなたでも参加できます。小学3年生以下は保護者同伴でご参加ください。参加をご希望の方は開始時刻までにまつのやま学園駐車場にお集まりください。

【日時】令和6年5月11日(土) 午前8時~9時30分
【集合】まつのやま学園駐車場(雨天の場合はまつのやま学園のピロティ)
【探鳥コース】まつのやま学園周辺
【その他】探鳥後、鳥合わせをして解散します。

最近撮影された野鳥


▲ オシドリ


▲ カルガモ


▲ カワウ


▲ コチドリ


▲ サシバ


▲ カワセミ


▲ モズ


▲ クロツグミ


▲ コサメビタキ

【若葉まぶしい季節】5月の「ブナの森のようちえん」

5月4日(土)に5月の「ブナの森のようちえん」を開催しました。
気持ちの良い青空が広がり日なたは暑いくらいです。
新緑の色も深まりつつある里山を、自然観察や野遊びを楽しみながら散歩しました。


▲「森のステンドグラス」若葉や落ち葉を使って作りました。太陽に透かすと輝いています!



▲ブナの森は落ち葉がいっぱい!ボンドと落ち葉を使ってお絵描き。


▲森の中ではカナヘビに出会いました。

暑いくらいの陽気でしたが、土の中のカブトムシの幼虫はひんやり。
水辺ビオトープでは大きくなってきたアカガエルのオタマジャクシが気持ちよさそうに泳いでいました。
ススキの葉っぱをつかった草笛づくりでは、ほとんどの保護者の皆さんが成功!大きな音が響きました。

五感を使って里山の自然の中でいろいろな発見を楽しみました!

【星空の下で生き物観察】夜の里山探検を実施しました

5/3(金)に夜の里山に息づく生き物を観察して学ぶイベント、「夜の里山探検」を開催しました。夜はまだ寒いこの時期、水辺や森で見つかるカエルや昆虫を観察しました。

夜の水田やため池の岸辺を探すと、水草の上で休むゲンゴロウ、ガムシといった水生コウチュウ類やオオコオイムシ、様々なカエルが見つかります。日中と違いほとんど動かないので、子供たちは素手で水辺の生き物たちを採集しました。岸辺の植物上にはクロスジギンヤンマやコサナエの羽化殻も見つかり、寒いながらも初夏の訪れを実感できました。
 

田植え前の水田ではシュレーゲルアオガエルやアマガエル等が見つかりました。カエルの大合唱が繰り返し響いており、恋の季節を感じさせてくれました。
泥の中をよく見ると、無数のヒルも!!多くは人間から吸血せず、水生昆虫の幼虫やミミズを捕食するイシビル科のヒルでした。

イベントの最後は夜行性の昆虫を集めて観察できるライトトラップ。まだカブトムシやカミキリムシといった夜行性のコウチュウ類には早い時期ですが、ガの仲間が光に集まる様子が観察できました。いわゆる「春の三大蛾」の一角であるエゾヨツメも観察でき、この時期ならではの夜の里山を体験できるイベントとなりました。

夜の里山探検は8月と9月にも開催予定です。春とは異なる夜の里山を観察できますので、ぜひご参加ください。